【はじめに】
茅場町駅近くを歩いていて思いました、
自転車が車道を走っている、と。

そういえば、以前東京で自転車で車道を走ることを厳格化するというニュースを聞いたことがありました。


自動車運転者からすると自転車が車道を走ること自体はいいのですが、
狭い道や路駐車両があるところなどでは自転車が右にはみ出してくるので危ない思いをしています。

もっとも自転車のせいではなく、
道路の構造上の問題や違法路駐車両の問題なのですが。

自転車運転者からすると歩道は人が多く、障害物もあり、道路の段差も多いので、
可能ならば車道を使いたいのですが、
地元の道は狭いうえに自動車の交通量が多いので、
車道なんか通ろうものなら一発で逆スリルドライブです。


そこで今回東京都の自転車利用者の現状を観察しましたのでご報告いたします。


【方法】
測定者は通常の歩行速度を保ち実際の交通法規を遵守し歩行をしながら自転車を観測した。

測定者は茅場町駅1の出口から出発し永代通りを左側通行で北西方向に進み、丸の内一丁目交差点まで歩行し、
その間に道の同じ側を走行している自転車の数を計測した。

なお、歩行距離の測定はGoogleマップを用いた。また、計算はGoogle検索を用いた。


さらに、この実験に先立ち以下のような予備的な実験を行った。

測定者の歩行条件は上記と同様であった。

茅場町駅1の出口から出発し、永代通りを左側通行で南東方向に進み、
永代橋にし交差点まで歩行し、その間に観察しえた全ての自転車の数を計測した。


【結果】
測定者は全行程0.8マイル、経過時間16分5秒。速度1.33m/sで歩行しつつ観察を行った。

観察した自転車について
合計29台
内訳
車道を走り測定者と同一方向に進んでいた(左側通行をしていた)自転車22台(76%)
歩道を走り測定者と同一方向に進んでいた(左側通行をしていた)自転車5台(17%)
歩道を走り測定者と反対方向に進んでいた(右側通行をしていた)自転車2台(7%)

________進行方向_____
______左側通行_右側通行_計
場所_車道___22_____0__22
___歩道____5______2___7
___計____27_____2__29


【考察】
歩道を走っている自転車は左側通行と右側通行の両方がいたが、車道は全ての自転車が左側通行をしていた。さすがに自動車と対面して走る勇気はないのだろう。
と思ったら測定外の道で1台だけいた。勇者というか無鉄砲というか。


当初、予備的な実験をする予定はなく、本実験のみをする、つまり茅場町駅から東京駅に向かって西に進むつもりであった。
しかし、当初の予定に反して東方向に進んでしまった。

土地勘がないところであったので太陽の方向を指標にしたのであるが、
太陽の方向から方角を知るための伝統の主題歌「西から上ったお日様が~♪」を誤って鵜呑みにしてしまったことが原因と考えられた。

GPSで現在地を確認しなかった自分の愚かさを呪ったが、
どうせ後でネタにするのならと急きょ予備的実験をしたと自分を偽ることにした。

他人に嘘をつくことはできても自分に嘘をつくことはできない、という教訓的なセリフが出てくることがありますが気にしないのです。


今回は計算や道のり計算をGoogle先生に依頼したが、非常に素早い正確な仕事であった。
0.8マイル/16分5秒なんてWindowsに最初からついている電卓でもできないよ。


【まとめ】
東京では車道を右側通行する猛者がいた。
ちゃんと地図を見て歩こうと思った。
Google先生はすごい。


なお、今回の発表に関連し、開示すべきCOI関係にある企業などはありません。

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